埼玉県学力・学習状況調査
県教育委員会では、子供たちが現在の実力を知り、「どれだけ自分が伸びたか」を実感し、自信を深めていくことを大切にしたいと考えています。
そして、自信を持った子供たちが、自分をさらに伸ばし、自分のよさを活かしていけるような教育を進めていきたいと考えています。本調査は、「学習した内容がしっかりと身に付いているのか」という今までの視点に、「一人一人の学力がどれだけ伸びているのか」という視点を加えることで、子供たちの成長していく姿が見える、全国でも初めての調査です。
また、本調査では子供たちの、「学力の伸び」を測ることができる「教科に関する調査」、学習に対する意欲や学習方法、さらに家庭での生活習慣等に関する「質問調査」のほかに、各教育委員会や各学校の取組についての「質問調査」も実施しています。
「学力の伸び」は、子供たちの1年間の学習成果であるとともに、教育委員会や学校の取組の成果でもあります。本調査で示す、子供の「学力の伸び」と「教育委員会や学校の取組の変化」の関係を検証することで、今まで以上に取組の効果を確かめることができると考えています。
埼玉県は、令和6年度にタブレット端末等を活用した調査(CBT=Computer Based Testing:タブレット端末等を使用した調査)を県内全域で実施することを目指しています。この方法で調査を行うことにより、これまで紙で実施してきた調査(PBT=Paper Based Testing:紙による調査)以上に児童・生徒の学びの状況を詳細に把握し、先生方の指導方法の工夫・改善や児童・生徒一人一人の学力向上につなげたいと考えています。令和5年度の本調査では、一部の市町村でCBTを実施します。