1ツ星 私たちは前を向く2

まる29日(土)、学校は誰もいない。先生方も個人情報持ち出しの手続きを取って、学年末テストを持ち帰っている。今自宅で採点に追われている。これもテレワークか。地域の町会長、民生委員の方々に取り急ぎ卒業式来賓等の招待を取りやめたことを知らせて回る。大森差間町会長は卒業式を心配してくれていた。差間小学校には特別に支援の必要な子が静かに集まっていた。保護者の苦心を思うと心が痛い。地域は静かだ。地域の塾も閉じていた。スポーツセンターも人は少ない。子供たちが集まらないよう努力している。この2週間を山場とみんなが考えてくれているようだ。心強い。これなら生徒も頑張れる。大人の姿勢が今問われているのだと思った。

まる3月1日(日)、学校は誰もいない。自宅で過ごす生徒は今何をしているだろう。3年生は明日も入試の二日目がある。面接や実技試験の日だ。こんな出来事があったとしても、高校へ入ってからの夢をしっかり語ってきてほしい。中学時代の自分の成長を語ってきてほしい。先生方はみな、笑顔で挑むみんなの姿を信じている。