【44期生】国語科 「比喩で表現」前編
国語の授業の中で「比喩」という表現方法を学習しました。
比喩とは「ある事柄を似たところのある別の事柄で、たとえたもの」です。
そして、「両者には共通点があり、それがみんなに知られているもの」であることが条件となります。
この記事をご覧の皆さんは、下の図をどのように説明しますか。(電話相手など)目の前に人がいなくて、図を見せられない相手に形を伝えるつもりで、考えてみてください。
これを「円柱」と表現するのは、数学(算数)なら正解です。しかし、国語の比喩表現の中では、正解になりません。なぜなら、「似たところのある別の事柄」でたとえていないからです。何にたとえられるでしょうか。
生徒に尋ねると
「缶」、「コップ」、「電池」、「トイレットペーパーの芯」、「筒」
といった表現が挙がりました。
人によっては「ハンコ」や「スティックのり」なども挙げていました。
そういえば、こういう形をした「お菓子の箱」がありますよね。その商品名を言われると、即座にパッケージが思い浮かぶことでしょう。
「回転扉」という表現には思わずうなりました。よく思い付くなぁ。と。
授業では、2人1組で、比喩を使った伝え合いをやってみました。モニターに映し出された図を片方が比喩を使って説明し、もう片方が絵で描きあらわす。という活動です。
絵の上手い、苦手は関係なしとして、特徴を掴めていればいいとしました。また、そっくりな絵が描かれたら、それは描いた人ではなく、説明した人の「伝える能力の高さ」として、評価しています。
お題の図や、生徒たちがどのような絵を描いたのかは、後編で紹介します。
( 続 く )