「謝辞」全文をご紹介いたします。
謝辞
木々に芽吹く若葉の色、頬にあたる風のにおいに春の兆しを感じる季節となりました。今日のこの佳き日に40期生161名は晴れて卒業の日を迎えることができました。
僭越ながら卒業生保護者を代表して、校長先生、教職員の皆様、またご臨席いただきましたご来賓の方々をはじめ、子供たち温かく見守り導いてくださったすべての皆様に、感謝とお礼を申し上げたいと思います。
入学式でまだ幼さの残る顔立ちから、しっかりとした頼もしい表情に成長した子供たち。身長も伸び、体格が大きくなるとともに心もめざましい発達を遂げた3年間でした。
神根中の学び舎で過ごした何気ない日々、それぞれがやり遂げた部活動、そして林間学校、都内へと年々活動範囲を広げていった校外学習においては、修学旅行先の京都の街を着物で散策するという貴重な経験もさせて頂きました。
昨年度までは先輩たちについて参加した様々な全体行事も後輩をリードして進められるようになり、その集大成ともいえる合唱コンクールでの全員合唱は、言葉を大切にした透明感あふれる歌声に心を揺さぶられました。
この成長ぶりを頼もしく感じる反面、保護者に対する会話の減少に寂しい思いもしましたが、一人ひとりが悩みつまずきながらも充実した学校生活を送る事が出来たのは、先生方地域の皆様、そして子供たちに携わってくださった全ての方々のおかげです。
小学校区中学校区とこの神根の地で育った仲間たち。春からはそれぞれが、また一段と広く新しい世界へと羽ばたいていきます。
何気ない毎日と出会いに感謝し、自分自身の心と体を慈しみ、隣人を、地球上のすべての自然を愛する人に成長していけるよう、これからも暖かく見守って下さいますようお願い申し上げます。
結びに、神根中学校の益々のご発展と、校長先生をはじめ諸先生方、地域の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、お礼の言葉とさせていただきます。
令和2年3月13日
第40期生保護者代表 武内 裕子
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武内 さま 暖かく慈愛に満ちたお言葉を頂戴し教職員一同感謝を膨らませています。特別な卒業式となり、直接の場を設けることができず申し訳ありませんでした。ここでご紹介させていただきました。まことにありがとうございました。